債券って何?

今回のテーマはこちら!!

①債券とは?
②どんな仕組み?
③株式と何が違うの?

それでは順番に解説していきます

まず、①債券とは?
カンタンに言うと・・
債券とは、『借金』 のことです。
国が出す債券を、『国債』🎌と言い
企業が出す債券を、『社債』🏢と言います。

これは、国や企業が借金をするために出す、『証券』です。

これを買うと投資家側が決まった金利がもらえます。

例えば、年1%、年3%といったカタチで、毎年利息💰がもらえます。
定期預金に似ているといえるでしょう。

ちなみに、『債券』という言葉から、『紙』??
と思うかもしれませんが、現在は、『券』を発行していません。
ペーパーレスになっていて
誰が債券をもっているか、データだけで管理されています。

次に
②債券の仕組みについて
解説していきます。

債券は、毎年金利がもらえます。
例えば、
100万円で金利1%の債券を購入すると
毎年1万円の金利が入ってきます。

そして、これが5年後に返す債券の5年債だとすると・・
✅1年で1万円
✅1年で1万円(2年)
✅1年で1万円(3年)
✅1年で1万円(4年)
✅1年で1万円(5年)5年目には元本100万円が返ってきます。

これは、貸す側と借りる側の両方にメリットがあります。

短い期間の借金と違って
3年、5年・・
長いものだと50年、100年というように、
債券は、長ければ長くなるほど、金利が高くなる。
短ければ、金利は低くなる傾向があります。

これは・・
お金を借りる側(借金)からすると・・
長期間お金を借りることができるので、資金が安定する

お金を貸す側からすると・・
長く貸せばより多く金利が得られる

以上のようなメリットがあります。

他にも覚えておいて欲しいのが、
債券の価格は変動するということです。

テレビやニュースなどで、よく聞くのは、
債券の価格ではなくて、
『金利が上がった、下がった』といった
金利の変動を耳にすると思います。

例えば、国債の利回りが上昇した(長期金利という言い方)
などです。

金利と債券の価格は、シーソーの関係にあって
金利が上がると、債券価格は下がり
債券価格が上がると、金利は下がります。
※そういうものなんだ、と覚えておきましょう。

例えば・・
100万円で利息1万円もらえる利回り1%の債券があったとします。
これが、50万円に値下がりすると
50万円に対して1万円もらえるので、率にすると
金利2%の利回りがつきます。
実際には、50万円の債券が最後は元本の100万円(償還)として戻ってくるので
利回りはもっと上がることになります。
単純にその年の利息だけ見ても、債券価格が値下がりすると利回りは大きく上がる。
つまり、債券価格が下がる=金利(利回り)が⤴上がる
ということになるのです。

次に
③株式との違いについて
解説していきます

債券は、株式よりも安全です。
株価というのは、上がるか下がるか分からない。
買ったときよりも値下がりするリスクもあります。

債券は、国や企業が破綻しないかぎりは、
最終的に買ったときの元本が返ってくる。
100万円貸せば、100万円返ってくる。

そして、金利が何%といったように、あらかじめ決まっているので
何年間のうち、利息がいくらもらえるのか
買った時点で分かります。
つまり、『儲けが事前に分かる!!』ということです。

これが株式との大きな違いです。

ですが、株式よりは安全とはいえ、
発行した企業が経営破綻した場合は
元本(社債)が返ってこない💧場合があります。

その安全性を見極める一つの手段が、格付会社という
発行している国や企業の安全性を調べている格付けの専門科がいます。
一番安全なら、トリプルAAA、
ちょっと危ない、B
このように、ランク付けをしていますから
安全かどうか分かります!!
一方で、注意する点として・・
毎日売買されている株と違って、
債券は、中途売却が難しい💦

プロは毎日、社債や国債を売買していますが、
個人の場合は、証券会社などに買い取ってもらうことになります。
その時に、価格が少し不利になったりする場合があります。
ですから、債券の場合は、
3年なら3年、5年なら5年で
最後まで投資し続けるのが基本です。

以上、参考になれば嬉しいです。
株式のことは理解しているかもしれませんが、
債券はよく分からないなぁ・・・
という方が、意外と多い!!

これからも学んで行動して、金融リテラシーを高めていきましょう。

ありがとうございました~!!

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