慣れてきた仕事は、手放したほうがいい?
〜成長が止まる瞬間を見逃さないために〜
どうも、ライフスキル・ナビゲーターの新井幸平です。
公務員をしたり、育児をしたり、失敗と学びを繰り返したりしています。
今日は、**「慣れてきた仕事は、やめたほうがいい」**というテーマでお話します。
ここで言う『手放す』とは、やめるということですが、
もちろん、「やめる=逃げる」って意味じゃありません。 ここで言いたいのは、
**“慣れ”って実は、成長が止まるサイン”**かもしれないってことなんです。
僕たち人間って、わからないことや初めてのことに取り組むとき、 すごく頭を使うし、エネルギーを使いますよね。
でもその状態って、実は**“一番成長してるとき”**でもあるんです。
一方で、慣れてきた仕事って、もう思考しなくても自動的に動けてしまう。 安心だし、楽だし、ストレスも少ない。 だけど、そこには“新しい刺激”がなくなっていく。
これってある意味、そこに止まっている状態(停滞)ではなくて、退化の始まりなんじゃないかと思うんです。
人には「脆弱説」って考え方があって、 **“人は本来、弱い生き物だ”**っていう前提があります。
だからこそ、僕たちは“環境”にすごく左右される。
締切が迫ってくるとか、 健康に危機感を感じるとか、 そういう“外的なきっかけ”があると、スイッチが入って動き出す。
だから、「慣れた状態」にとどまってると、 そのスイッチが入らない。 つまり、成長の回路がオフになったままになる。
だから僕は、こう考えています。
ゼロから1をつくったら、それで満足するんじゃなくて、 **「誰かに渡す」か、「次の0→1に挑戦する」**ことが大事なんだって。
ただし、すべての“慣れ”が悪いわけじゃない。
たとえば生活習慣。 朝起きて、運動して、ご飯作って、ご飯食べて… 宿題したりもそう。
こういう“慣れ”はむしろ大歓迎です。
なぜなら、“自分の時間”を生み出す土台になるから。
だから大事なのは、慣れを“分類”して使い分ける視点。
- 生活の中の慣れ → OK。むしろ効率と安定のために必要。
- 仕事やチャレンジの中の慣れ → 危険信号。成長の止まりどころかも。
今日の話、もし「最近、なんとなくラクだな」「刺激が足りないな」って思ってる人がいたら、 それは**“もう一歩進んでいい”タイミング**かもしれません。
このブログでは、暮らしや働き方に役立つ生きる力、ライフ・スキルを届けています。
なにか参考になれば嬉しいです。
(文:ライフスキル・ナビゲーター 新井幸平)
コメント