感情を待っていたら、チャンスを逃す!!

日々の気付き

行動が先、感情はあと

〜自転車と留学から考える、チャンスのつかみ方〜

どうも、ライフスキル・ナビゲーターの新井幸平です。
公務員をしたり、育児をしたり、失敗と学びを繰り返したりしています。

今日は、「行動が先で、感情はあとからついてくる」という話をしたいと思います。


まず、こんな場面を思い出してみてください。
はじめて自転車に乗れた日のこと。

最初は怖いし、ふらふらするし、「楽しい」なんて感じる余裕なんてない。

でも──
なんとか転ばずにこげた。
スーッと進んだ。
風を切る感覚を味わえた。

そのあとに来たのが、「楽しい!」「うれしい!」っていう感情だったんじゃないかと思うんです。

これって、仕事でも、社会に出るときでも、まったく同じ構造なんですよね。

「準備ができてからやる」って、よく聞くし、安心もする。
でも実際は──準備が整う日なんて、たぶん一生来ない。


僕の息子の話をひとつ紹介します。

当時、中学2年生だったとき、中学生を対象にした海外留学体験の募集がありました。
夏休みに2週間くらいの短期留学。

ただ、息子はそのとき英語に自信がなくて、
「まだ無理かも」と言って、応募しなかったんです。

で、代わりにクラスの子がそのチャンスを掴んだ。
夏休み明け、いろんな話をしてくれて、キラキラしてた。

そして翌年、中学3年になった息子が、
「今年は挑戦してみたい」と言って手をあげた。

でもそのときは──抽選から外れた。

息子は言いました。

「あのとき、行動しておけばよかった。」


これも、「行動が先、感情があと」っていう話なんですよね。

その時は“まだ準備が…”って思って動けなかった。
でも実際に動けなかったことで、「悔しい」という感情があとからやってきた。

でもこれは、失敗とかじゃなくて、
**すごく価値のある「学び方」**だったと思うんです。


チャンスって、いつも「完璧な状態の自分」を待ってくれない。
英語もできてなくていい、勇気もちょっと足りなくていい。
でも、とりあえず「やってみる」がないと、何も始まらない。

息子にも、準備が整う日をまっていたら、いつも誰かに先をこされてしまうよ。
と伝えました。

行動してみることで、
そのあとに「できた!」「面白い!」っていう感情がついてくることもあれば、
「悔しい」「もっとやりたかった」っていう感情がくることもある。

どっちにしても、“感情は行動のあとにくる”。


自転車も、留学も、仕事も、人生も。

走ってみないと、風は感じられない。

準備してからじゃなくて、
ちょっと不安なうちに一歩踏み出す人が、
チャンスに近づける。

このブログでは、暮らしや働き方に役立つ生きる力、ライフ・スキルを届けています。
なにか参考になれば嬉しいです。

(文:ライフスキル・ナビゲーター 新井幸平)

コメント