おもしろ自衛隊川柳2選の解説👮

鬼軍曹 今ではパワハラ 相談員

かつて、鬼軍曹として恐れられた😅あの上司も、今やコンプライアンス(法令遵守)の時代!!

部下を鍛えるうえで、強い指導は必要ですが、コンプライアンス時代到来の流れを受け、今や相談員という立場へ!

でもどうして、当時の鬼軍曹(教官)が相談員に選ばれるのか?

他の隊員でも良いのでは?こんな疑問に回答します。

実は、このような時代であっても、やっぱり

「部下を鍛えるのは、鬼軍曹でないとダメだから👹」です。

えっ!どういうこと?って思いましたよね。

要点解説

鬼軍曹が、パワハラ相談員に指定され、有識者からの講習を受けることで、パワハラには認定されないギリギリのラインを攻める(指導する)ことができる。

つまり、部下の教育指導の範疇(はんちゅう)で

やっていいこと、ダメなことの区別ができるようになり

引き続き、育成に必要な厳しい指導法が継続できて、「強い戦士」を作ることができる。

ということなのです。

では、次の句!!

1尉2尉 勝ったの誰かと 嫁が聞く

この1尉・2尉は、自衛隊の階級(ランク)ですね。自衛隊の幹部の階級を指します。

自衛隊の幹部の階級は、上から

将、将補、佐、尉というように分かれていて、今回の「尉」は、1尉~3尉まであります。

勝ったのはだれ?と聞いた「嫁」は

駐屯地のイベントなど、隊員の家族が集まる会に参加して

隊員の会話の中で、

例えば「田中1尉、佐藤2尉」との呼称を聞いたときに

何か、順番(順位)がついていると勘違いしてしまったのでしょう。

1位・2位??🏃💨💨

ちなみに、この一句で「嫁」とありますが、隊員同士の会話の中で、

自身の配偶者を「妻」ではなく

「嫁」と呼ぶ人が圧倒的に多いですね

理由について解説!!

職場では、あんなに怖い上司も、家庭では妻に主導権を奪われ、その実態を隠すため、「妻」と呼称できないから。

要は、まさかあの厳しい上司が家では、「奥様に主導権をとられているなんて」と思われないよう、あえて、自分の妻を「嫁」と呼称して、家庭においても、「俺が一番上の地位を確立しているんだ。」と部下に伝わるように表現しているのです。

でも実情、主導権は妻にあり、すべて管理されている上司ですけどね。

自衛隊は階級社会ですから、見本となる上司は、弱い部分を部下には見せれない・・・

ってことですかね。

以上、今回の解説でした。最後まで読んでくれてありがとうございました~!!

コメント