今日は、学生さんに向けてお話をしたいと思います。
ここでいう学生さんとは、小学生、中学生、高校生をイメージしてください。
キミのまわりにいる
友達、親、兄弟、学校の先生、習い事の先生、その他たくさんの人達が、
キミが選択して歩みだそうとした未来に対して、色々なアドバイスをしてくると思う。
そんなたくさんのアドバイスが、キミの未来や可能性を
良いようにも、悪いようにも大きく変えてしまうかもしれない。
そんな話を今ここでしてみたいと思う。
さっそく質問をしてみたい・・
この中で、キミの未来を邪魔してくる奴はどれかな??
①キミのことが気に入らなくて、その未来はあきらめた方が良いよ。という奴
②キミのことが大好きで、その未来はあきらめた方が良いよ。という奴
③自分の過去の経験(データ)から、その未来はあきらめた方が良いよ。という奴
④自分の最近の経験(データ)から、その未来はあきらめた方が良いよ。という奴
この質問で、キミの未来を邪魔してくる奴は、①~③だ。
それぞれの解像度をあげて、話をしていこう。
まず、①だ。
①は、キミの近くにいる友達かもしれない・・
たとえば、キミがスポーツ(今回は、レスリングを例にする)をしていて、
大会ではいつも上位の成績をとっていたとする。
そこに、小学1年のときから一緒にレスリングを習い始めた友達のA君は、
大会でいつもキミに負けてしまっていたとしよう。
普段からA君と仲の良いキミは、A君から、
キミは運動神経がとても良いから、レスリングではなく、
野球をやればきっと成功するよ。
そして野球で成功して、有名人になれるよ。
と言って、キミの未来を邪魔してくる奴かもしれない。
そういう奴の意見はガン無視していこう。
次に、②だ。
これは、キミの親や兄弟、親せき達である。
キミの事が大好きだから、キミのためを思って言ったアドバイスが、
キミの未来を邪魔してしまうパターンだ。
たとえばキミが、英語をたくさん勉強して、アメリカで仕事をしたいと考えていたとする。
キミの事が大好きな人達は、キミに、
わざわざ危険なリスクを冒してまで、
アメリカに行く必要はない、安全な日本で仕事をしたほうが良いよ。
海外は、危ない!!
と言ってくる。さらには、
まず日本人なら、日本で働いて、日本の事をもっと学び、
日本に奉仕(ほうし)してからにしなさい。
と言ってくる奴もいる。(一体、何年かかるんですか・・💦)
実はこの人達は、キミの未来を邪魔しているという自覚がない。
もっと言うと、そんなことにも気づけていない人達である。
ただただ、キミが大好きで、とても心配だから言っている可能性が極めて高い。
この場合、話は聞いてあげて、進路を変えずに、自分の未来に向かって突き進もう。
そして、③だ。
これは、おじさん、おばさん、年配の学校の先生達だ。
その人達は、こんな風に近づいてくる。
俺が、学生のころは・・
俺が、選手のころは・・
私が、○○のころは・・
と口癖のように言っている人は、要注意だ。
たとえば、今から20年以上前、部活で運動部に入っていた人は
イメージしやすいと思うが、
練習中に水を飲むな。とか、
水を飲んでる奴は妥協(自分に甘えている)している。とか、
水を飲むとカラダが弱くなる。とか😭
そんなことを、真面目に言っていた部活の先生がいただろう。
しまいには、水を飲まないでプレーをさせて、動きが悪ければ、
センスがないだの。交代させられるだの。
この人達の言う、
水を飲まないと力が沸いてくるとか、
水を飲まない奴がエライといった、
まったく根拠のない(ただの我慢)データには、
未来はないと思った方が利口だ。
今となっては、最高のパフォーマンスを発揮するには、
水分補給、休憩はあたりまえで、
むしろ自分に合ったエナジードリンクを準備している時代だ。
当然、記録でみても昔に比べて、断然いい。
これが、自分の過去の経験(データ)、つまり、
自分がその時、そうしていたから、
キミもそうしていくと成功するよ。というような、
時代の進化を微塵も感じず、ただただ無責任な発言をする奴だ。
そんな奴が近づいてきたら、遠く遠くに離れることを忘れるな!!
ここまでが、キミの未来を邪魔する奴らだが、
④は、少し違う。
この人達は、自分がついさっき失敗したことを、キミに伝えてくれている。
登山を例に話をしてみよう。
2つのグループに分かれて、登山チームを組んだとして、
キミは1時間遅れて出発するグループだったとしよう。
登山を始めて2時間経過したときに、先に出発していたグループが
下山をしてきて、理由を聞いたら、
この先は、大きな木が倒れていて、道がふさがれ先に進めなくなってしまっていたよ。
だから、もう登るのはあきらめた方が良いよ。
という情報を得たのにもかかわらず、
もしかしたら、僕たちが着くころには、
状況が変わっているかもしれないと期待し、そのまま進んでも
同じ大きな気が倒れていて、結局下山した。みたいなことです。
同じ装備をもって、同じように登って、時間も1時間しか違わないのであれば、
その経験(根拠)は、正しいアドバイスになるということです。
とにもかくにも、①から③のようなアドバイスをしてくる人達がいて、
キミの未来を邪魔されることがあるが、
正しい情報を持った人と付き合い、正しいアドバイスであるかどうかを
しっかり判断するための、参考になれば嬉しいです。
ありがとうございました~。
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