会社員の年金平均額は??

会社員、公務員の年金は、いくら貰えるのか??
この疑問にお答えします。
年金平均額の結論は、このとおり⇩⇩

令和3年12月厚生労働省年金局 令和2年度厚生年金保険・国民連勤事業の概要より

⇧⇧厚生年金国民年金(基礎年金)を合わせた金額です。⇧⇧

この金額を聞いて、なんでこの金額なの??
どうして、女性の方が少ないの??
これについて、解説していきます。

まずは、現状の年金は、どういう仕組みなのか・・

表のとおり、国民年金は
第1号被保険者~第3号被保険者に分かれていて
それぞれ共通して、全員が加入しています。
第1号の自営業者等と第3号の専業主婦等は
65歳から1階部分の、国民年金だけもらえる。
今回の、第2号被保険者の会社員・公務員は
国民年金に上乗せして厚生年金に加入しています。
ですから、第2号の会社員・公務員等の人達は、
65歳から1階部分国民年金プラス2階建部分厚生年金からもらえることになります。

まず、全員共通の国民年金から解説!!
解説の前に、『基礎年金』という用語を、『国民年金』で考えると分かりやすいです。
🙋💭『基礎年金』=『国民年金』 (^_^)bこう理解しよう!
つまり、老齢基礎年金とは、国民年金から受け取れる年金のことを言います。


⇧⇧第1号~第3号被保険者全員が、国民年金から受け取れる金額です。
満額で年間約78万円、毎月約65.000円
ですが、右側の分数計算によって
個々に、受け取れる額が変わってきます!!

【右側の分数について】
分母の『480ヶ月』
 ⇨ 40年(全員20歳~60歳までの間)国民年金を納付する期間
分子の『保険料納付済期間』
 ⇨ 第1号~第3号被保険者として、きちんと加入した期間
(20歳~60歳の期間)

未納期間がない人は、満額の約78万円、毎月約65.000円受け取れます。
過去に1月でも払っていない期間があれば、受け取れる額は減ります!!😱💦
その他:原則10年以上の加入が必要
支給開始は全員65歳
終身受給できる

では、次に今回のテーマでもある・・・第2号の
会社員、公務員の方達は、国民年金も受け取れるし
65歳から老齢基礎年金に上乗せして、老齢厚生年金も受け取れます😁
⇩⇩⇩       ⇩⇩⇩


つまり、会社員、公務員の方達は・・・
国民年金は、満額で約78万円
厚生年金は、人によって違いはあるけど
男性の会社員・公務員の平均給与で計算すると
年間100万~120万円くらい
合計すると、年間約200万円くらい
毎月15~16万円くらい受け取れることになります。

老齢厚生年金の計算式は⇩⇩どうなっているのか??

少々複雑ですが、2つに分かれています!!
【平均標準報酬額】・・・働き始めて、会社を辞めるまでに
ご自身が受け取った、全給料の1ヶ月あたりの平均金額
【乗 率】   ・・・決まっている定数
【被保険者月数】・・・いままでの人生で、会社員・公務員をやった期間
(厚生年金加入月数・働いた月数が入ります。)

この2つの式の違いについて、簡単に解説すると・・・
アタマの部分の『平均』の考え方が変わりました。

平成15年3月までは、平均標準報酬月額・・・ボーナスを含めない1月の給料

平成15年4月からは、平均標準報酬・・・ボーナスを含めた1月の給料

となると、当然、ボーナスを含めた月の給料のほうが、含めない月の給料に
比べて金額が大きくなるので、その分の乗率は低く設定されています。

つまり、受け取った給料が高く、第2被保険者期間(働いた期間)が長いほど
金額も大きくなる!!

次に、男子と女子の受給できる金額の差について解説!!

受け取った給料が高く、第2被保険者期間(働いた期間)が長いほど
金額も大きくなる!!
これを前提として、当てはめていけば、一般的に女性は
働く期間が、男性に比べて短い傾向にあるので、
受給できる金額は、女性の方が少なくなります。(あくまで、平均です。)

自分の年金額を調べる方法は??

ねんきん定期便!!
一番簡単なのは、ねんきん定期便で確認することです。
年1回誕生月に送られてきます。
特に、50歳以上の方は、年金見込額が記載されていますので
ご自身の金額を確認してください。

公的年金シュミレーター(令和4年度開始)
令和4年4月以降に送られてくる、ねんきん定期便に
2次元コードが記載されているので、それを読み取り
生年月日を入力すると、自分の年金見込額が表示されるというものです。
💁50歳未満の方でも確認できます。
ねんきん定期便では、50歳未満の方は、見込額が記載されていないので
確認できないですが、シュミレーターなら確認が可能です。

また、60歳以降も働いた場合は、年金額がどうなるかも気になると思いますが
それも確認できますので、ぜひ活用してみて下さい。

以上、参考になれば嬉しいです。
しっかりと仕組みを学んでおけば、将来受け取れる年金額が数字で見ることができて
老後設計しやすくなります。
ただ、今後受け取れる年金額は、確実に減っていきますし、受け取るまでに
支払う年金額も増えていきますので、iDeCo、つみたてNISAを学んで
お金にまつわる力を身につけていきましょう!!
最後まで、読んでくれてありがとうございました~

 

コメント