結論
60歳⇒65歳への延長は、まだ決定事項ではありません。
🙋政府🎌
『国民年金保険料納付期間を、40年⇒45年に延長しようかな。』
と考えているとのこと。
現在の納付期間⇒20歳~60歳までの40年間払う。
将来の納付期間⇒20歳~65歳までの45年間払う。可能性が出てきている・・・💦
簡単に、日本の年金制度をおさらいしておくと・・・
日本の年金制度は、3階建になっています。⇩⇩
1階部分にあたる国民年金保険料について
🌀自分が納付する保険料
🌀自分がもらえる年金額
この2つの関係がどうなっているのか、確認しましょう。😆
✪自分が納付する保険料は?
約800万円、これが40年間で支払う金額ですね。
一方で、65歳から受け取れる年金額はこの通り⇩⇩
総額約800万円納めて、毎年約78万円もらえる
75.3歳(65歳~約10.3年)まで生きれば、モトがとれる計算です。
統計的には、国民年金は、分の悪いかけではありませんね。
平均寿命まで生きた場合の年金受取総額はこうなります。⇩⇩
男性は、約1.250万円 ※納付した保険料の約1.6倍
女性は、約1.700万円 ※納付した保険料の約2.2倍
が受け取れます。
国民年金は、『終身年金』ですから、長く生きれば生きるほどトクをします。
頑張ろう💪(^.^)
まとめると、
✅平均寿命を考えると『損する確率の方が低い』
✅終身年金なので『長生きリスク』にも対応
✅ケガや病気で働けなくなった時には『障害年金』がもらえる
✅自分に、もしものことがあった場合、家族は『遺族年金』がもらえる
つまり、国民年金は『良い年金』と言えます。
次に、上記の基礎知識を前提として、今回のテーマである
『国民年金保険料の納付期間が45年に延長??』について解説していきます。
産経新聞の記事を一部引用します。⇩⇩
この記事の重要ポイントは、この通り!!
まず、いつから?
✅再来年(令和6年)で結論を出す。
✅令和7年の国会での改正法案の提出を目指している。
もちろん、国民の反発が強ければ、見直しもありえます。
次に、誰の負担がどれぐらい増えるのか?
負担が増えるのは・・・
✅60歳~65歳までの自営業者
✅60歳以降、働かない人(元会社員など)
最近は、60歳で定年退職した後、65歳まで再雇用で働く人が増えました。
今や、60歳~64歳うち、71.5%の人が働いています。
✅会社員として、再雇用で65歳まで働く人
✅定年延長で、65歳まで働く公務員
このような人たちは、65歳まで年金保険料を払うことになっているワケですから、
期間が延長されても『負担が増える』ことにはなりません。
では、
✅60歳~65歳までの自営業者
✅60歳以降、働かない人(元会社員など)
の負担はどれくらい増えてしまうのか??
令和4年時点での年金保険料は月額16.590円
年間だと約20万円
延長期間は5年なので、総額では20万円×5年=100万円の負担増!!
負担だけ増えて、受給額は増えないの?
結論:試算上は、増えます。
厚生労働省の試算によると・・・
✅保険料の納付期間が40年から45年に延長されることで、
✅年金受給額も45/40倍になるとのこと
国民年金保険料の納付が始まった、当時の平均寿命と比べると、
男性:約66歳 (今は、約81.5歳)
女性:約70.8歳(今は、約87.6歳)
寿命は、ひたすらに延び続けています。
つまり、
🌀保険料の納付期間の延長
🌀受給開始年齢の繰り下げ
に関する話題は、今後もでてくるでしょう!!
この現実に対して、どう対策するか・・。
結論:3つ
②資金繰りしておく
③保険料免除制度を活用する
順番に解説します。
対策① 働き続ける
老後問題は、老後があるから生まれる問題です。
「生涯現役」を貫けば、老後問題はなくなります。
生涯現役であれば、国民年金というのは、
「病気・ケガ、加齢などで働けなくなったときの保険」でしかなく、
まさに、国民年金保険としての保険であるといえます。
対策② 資金繰りしておく
60歳~65歳までの間に、100万円の負担が増えるけど、
先に100万円用意しておくことができれば、👌🆗
60歳で引退したいのなら、それまでにしっかりお金を貯めておけば良いだけです!!
対策③ 保険料免除制度を活用する
もしも、60歳~65歳の間に納付すべき100万円を用意できない
さらに、100万円を用意できなかったのに、仕事をやめたい(。・ω・。)??
そういう人は、『保険料免除制度』⇩⇩を使いましょう!
免除される額は、
『全額』、『4分の3』、『半額』、『4分の1』
の4種類があります。
1円も納付していないのに、本来の50%分年金がもらえます。助かる~💏
国民年金というのは、日本の年金制度の「根幹」です。
ですから、国としては、年金制度の基盤である1階部分を崩すことのないように、
国民年金の信頼性の確保を最優先としているので、
国民年金は、これからも比較的「良い制度」であり続けると思います。
でも、現実として、少子高齢化が進んでいます。
国民年金の「良い制度」を維持するために、そのツケはどこにいくのか??
厚生年金にいくしかないんですね😭💦
👍⤴国民年金は、割に合う保険
👎⤵厚生年金は、割に合わない
2階部分の厚生年金が割に合わない理由については、次回解説していきます。
これからも学んで、行動して、自由を手に入れるため、新しい一歩を踏み出しましょう。
ありがとうございました~(^.^)
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